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by dj020
乙ノ輪
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2011年 02月 11日
異彩 (写真上より) アリウム カラタビエンセ Allium karataviense ユーフォルビア ダルシス カメレオン Euphorbia dulcis 'Chameleon' (撮影20030416) せっかくの祝日だというのに雪で冬の園芸作業もできないですね ^^; 庭も冬枯れで見所まったくございませんので、 020的 Shocking Beauty の過去記事再編ネタでも ^^ ちょうどUKからとどいたアリウム カラタビエンセ を 頒布企画でお分けしておりますので、それにちなんで。 2003年春の旧乙庭画像です。 アリウム カラタビエンセの芽吹きの美しさ、 ぜひ多くの方々に知っていただきたいと思っています ^^ (以下、020的 Shocking Beauty 077 本文) 春の芽吹きは、冬枯れの地面から力強く生命がほとばしり現れる、 庭の1年の中でも最もドラマティックな瞬間のひとつですよね。 庭主が描いたシナリオが幕を開ける瞬間。 まさに最も印象的なシーンで自分の意思を標榜したい場面だと思うんです。 2003年当時の私は、 いわゆる「カラーリーフプランツ」という枠だけにとらわれず、 極力自分の価値観を頼りに面白い葉素材も多く盛り込んで、 さまざまな葉が未視感に富んだシーンを繰り広げていく独自の庭を作りたくて、 さまざまな植物を手探りで育てていました。 そして、その年初めて導入した アリウム カラタビエンセ の ニュアンスに満ちた青緑色の芽吹き、 私の園芸人生の中でも最もショッキングな出会いでした。 ずんぐりとした草姿と花のかわいさで語られることの多いこの植物、 私も最初、花を期待して導入したので、 この芽吹きの美しさは本当にサプライズで感動しました。 カラタビエンセの芽吹きと葉の美しさがあまり知られていないのは、 園芸的には非常にもったいないことですね。 不思議な青緑色のカラタビエンセの芽と ユーフォルビア ダルシスカメレオンの、 グラデーションの利いた赤紫系の色合いとの強烈な印象は 今でも鮮明に脳裏に焼きついています。 たった2種類の植物が隣り合わせで在るだけなのに、 これだけの強いボキャブラリーを作れるのか、と それまで自分が模索してきた庭造りの中に、 なにか確信を持てた瞬間でした。 以来、アリウム カラタビエンセ は、 私の庭への意思を代弁してくれる最も信頼できる演者として、 毎年、春の乙庭を彩ってくれています。 (撮影20100408) 冒頭の写真から7年後、2010年春のカラタビエンセ。 この部分は、毎年植物の構成は変われども、 雰囲気的には2003年のあの想いを忘れずに残しています。 私は模索し続ける傾向が強い人間ですが、 ここは私の中でもあまり変わることのない「軸」の部分なんだと思います。 (撮影20100416) 園芸もファッションのように、 そのときどきで移り変わる流行り廃りがあります。 私はブームやトレンドについては否定的ではなくて、 むしろそれが「時代を表す気風」としておもしろいと思っています。 時代の流れに飲まれるのではなく、 流れを読んで適度に取り込んでいくことで自分のセンスも新陳代謝していくし、 新しい発見もあり、とても楽しいものですよね。 変化する時代の流れの中から、自分が大事にすべきことを汲み取って、 ゆるぎない自分の「軸」を作っていくことで、 その人にしかない「異彩」が生まれるのではないでしょうか。 庭もまた人生に然り、ですね。
by dj020
| 2011-02-11 02:20
| 020的 Shocking Beauty
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