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2010年 02月 02日
え~、今年は、いつも買わないハボタンはもちろんのこと、
パンジーも一株も買わなかったために 非常に地味モードな冬の乙庭なんですが、見所少ないながらも、 ウィンターガーデンに面白いんじゃないかと思われる素材をいくつか♪ 通常、夏の花モノとして売られている オレガノ ヘレンハウゼン Origanum laevigatum 'Herrenhausen' 、 冬は葉が照りのある黒紫に変色してなかなか見モノです ^^ ![]() (写真右上より時計回りに) オレガノ ヘレンハウゼン Origanum laevigatum 'Herrenhausen' コプロスマ ブルンネア Coprosma brunnea アガベ シルバーサーファー Agave 'Silver Surfer' カレックス プレーリーファイアー Carex testacea 'Prairie Fire' などなど (撮影20100128) アガベ シルバーサーファーの灰水色と ヘレンハウゼンの黒紫のコントラストがたいへん自分好み ^^ アガベの成長スピードは他の植物と比べて遅いので、 まだバランスがイマイチですが、 これでアガベの大きさが追いついてきたら、 いい感じになりそうじゃないですか? ^^ ちなみに右手前のモジャ枯れ枝のようなコプロスマ ブルンネアも 個人的には大変お気に入りの素材♪ …なんですが、なかなかこの良さを分かってくれる人がいないのが残念です ^^; ちょい違う角度から見るとこんな感じ↓ ![]() カレックス プレーリーファイアー Carex testacea 'Prairie Fire' の冬葉色もなかなか鮮やかでいいですね♪ 同じ場所の2009年4月28日の様子はこちら↓ ![]() ほんと、今年度だけでずいぶんと成長しましたよね ^^ オレガノヘレンハウゼン、 春の葉色はフツーにオレガノでしょう! ^^; オレガノ ヘレンハウゼン、カレックス プレーリーファイアーの変化する葉色と コプロスマ ブルンネア、アガベ シルバーサーファーの変化しない葉色による 色の組合せバリエーションがこの部分の植栽のキモですね ^^ はい、続きまして、冬も地上に葉を残して越冬している コリダリス ベリーエキサイティング Corydalis 'Berry Exciting' ![]() (写真後方より) ヒューケラ ボジョレー Heuchera 'Beaujolais' コリダリス ベリーエキサイティング Corydalis 'Berry Exciting' (撮影20100128) え~、コリダリス ベリーエキサイティング、 2008年秋に輸入して1年ちょっと育ててみての感じとしては、 夏の暑さ厳しい高崎市で日陰・地植えでの栽培だと、 夏の終わりにかなり葉が少なくなって休眠に近い状態になるものの、 10月頃から新しい葉を伸ばして復活し、 そこそこ葉を繁らせた状態で越冬、 3月頃から徐々に勢いを増して、4月末~5月にかけて開花するようです。 年間通じてキレイな黄金葉ですが、 春~初夏にかけての成長期の葉色が最も冴えていて美しいと思います。 ↓は2009年5月上旬の様子。 ![]() ヒューケラ ボジョレー も、冬季はあまり特徴がありませんが、 この季節には、まさに「ボジョレー」に発色しますね ^^ そんでもって最後に、斑入りのアカンサス タスマニアンエンジェル♪ Acanthus mollis 'Tasmanian Angel' ![]() (撮影20100128) 2月に入ってから寒さでロゼット外側の大葉が傷んでしまいましたが、 株としてはかなり定着してきているので、今年は初夏以降、 いわゆる「座布団的な」大きさになってくれそうです ^^ 班も安定していてとても有望な品種だと思います。 また花色がアカンサス モリスのエビ茶色ではなく、ピンクなのも魅力です♪ 開花が超~楽しみです~ ^^ 2010年 01月 30日
え~、あれやこれや慌しく過ごしている間に1月ももう終わってしまいそうですね ^^;
いや~、時間が経つのが早い早い! 先日、某園芸関係の会合に出席した折、いわゆるエアープランツですか、 チランジア ウスネオイデス Tillandsia usneoides (和名 サルオガセモドキ)が 無料配布で出品されており、自分の配布順を全てこれだけに使って たくさんいただいてきました。 ウチのキッチンは表の通りからまるまる丸見えだったりするので、 キッチン手前の階段の手すりに チランジア ウスネオイデス を大量に引っ掛けて、 ゆる~い仕切りにしようとかねてから計画していたので、渡りに舟とはまさにこのこと! 早速手すりにウスネオイデスちゃんをセッティング♪ ![]() ウスネオイデスちゃん、有機的だけど植物っぽくなく、そして主張し過ぎることもなく ほぼ想像通りの仕上がりでいい感じです ^^ 私は室内に植物を飾るのはあまり好まないのですが、 ウスネオイデスに関しては、「植物を飾る」という感覚とはちょっと違って、 「植物的な存在感が希薄で」建築空間と日常生活のシーンに スッと溶け込んでしまうところがとてもいい持ち味だなと評価しています。 ちなみに、写真右上にちょろっと写ってる赤い藻状のモノは Ronan & Erwan Bouroullec (ロナン&エルワン・ブルレック)によるデザインの アルギュ(Algue=フランス語で海藻の意)という組立て式の有機的オブジェ。 玄関吹き抜けの白い大きな壁を一面まるまる使って飾ってあります。 キッチン側から見るとこんな感じ。 ![]() 有機的な形状だけど工業製品であるアルギュと オブジェのようだけど実は植物であるウスネオイデス、 対比的な存在でありながら、とても親和性があるように思います ^^ キッチン側から玄関の方を見下げてみますと↓ ![]() ゆくゆくは増殖するごとに分けて螺旋階段の手すりにひっかけて、 原生林のサルオガセ(地衣類)のような 不思議ワイルドな雰囲気にしていきたいな。 (※ウスネオイデスは地衣類ではなく、パイナップル科チランジア属です。) ロールブラインドを開けますと↓のように外の風景とつながります。 ![]() 本当に、不定形なのに美しいシルエットを作り出す植物ですね ^^ 今回いただいたウスネオイデス、 たぶん、買ったら¥6000~7000分くらいですかね~、 いざ買うとなったらちょっと及び腰になる額なので、 これだけの量をいただける機会に恵まれて本当にラッキーでした ^^ 感謝感謝です♪ 2010年 01月 08日
091220
ほんといまさらな記事なんですが、 昨年末に、趣味総合友達のsissiさんをお招きして行ないました 乙庭の忘年会のことなど(^-^) sissiさん撮影のお写真とともにお送りいたします〜♪ 今回はちょっとアーティな趣向でいこうかなと思い 前以って音楽プレイリストも準備したので、 聴きながら渋川市のHARA MUSEUM ARCへ。 ![]() 澄んで冷たい空気が凛と気持ちよく、 隣接のグリーン牧場のヒツジさんたちや一望できる赤城山の 景色とともにリラックスモード満点です(^-^) ![]() いくつかの展示室を外部廊下でつないだ、集落のような作りの美術館。 墨黒の分棟で切り抜かれた、空や景色が明るく美しい。 ![]() 建物の間になにげなしにアートが配置されていたりするのもニクい演出♪ ![]() 2008年に増築された古美術展示室「観海庵」。 ここの展示品目のセレクションも展示空間も大変落ち着いた シックな雰囲気で、ぜひsissiさんに見ていただきたかったのですが、 残念ながら当日は閉室されていました。 ^^; そんなこんなで、HARA MUSEUMで気持ちいい時間を過ごした後、 ウチでちゃっちゃと料理を準備し、 sissiさんにいただいた素敵なワインとともに乙庭忘年会スタート ^^ ![]() え~、今回はウチ流の食事を味わっていただきたくて、 チーズを一品用意した以外は全て動物性材料ナシの菜食メニューにしてみました。 ・天然酵母のおパン3種 ・黒オリーブとポテトのディップ ・蒸し野菜 ハーブ風味の豆腐マヨネーズソースで 美味しいワインと野菜料理、尽きない園芸おしゃべりに マイスキーのバッハ「無伴奏チェロ組曲」なんか聴いたりなんかして、 ほんとくつろいだ忘年会です。 ![]() ![]() メインディッシュは群馬の冬野菜ということで、下仁田ネギ。 カブとエリンギも添えてグリルしました♪ エクストラバージンオリーブオイルとゲラントの塩、コショーのみの味付けで。 下仁田ネギというと、鍋料理のイメージが強いですが、 芯がねっとりとして甘みが強く、 グリルでもかなりボリュームがあって食べ応えがあるんですよ ^^ 表面が黒こげになるくらい焼いて、皮は香ばしく、中はとろりとした感じに仕上げました。 個人的にはこのメニューは大変好きで、下仁田ねぎの季節には何回も食べちゃいます。 とても簡単なので、ぜひお試しいただきたい一品です♪ で、写真はございませんが、 デザートはチャヤ マクロビオテックのマクロビケーキを。 豆腐のベイクドチーズケーキなど、まったく「制限食」という感じはなくて、 たいへん美味しくいただきました。 ^^ 今回は、ワインを1人1本程度に留めたので(^^;) 前回ほどは酔っ払わず、とてもいい塩梅でした。 音楽・アート・お酒・菜食料理・園芸のお話… と、盛りだくさんだけど、一貫してウチらしいおもてなしができたかな~♪ sissiさん、今回も楽しい一日をありがとうございました ^^ sissiさんによる乙庭忘年会の記事はこちら♪ 2010年 01月 02日
![]() 我想う庭に我在り (写真右上より時計回りに) クロバツメクサ Trifolium repens var. nigricans サルビア リラータ パープル・ノックアウト Salvia lyrata 'Purple Knockout' ユーフォルビア ダルシス カメレオン Euphorbia dulcis 'Chameleon' アリウム カラタビエンセ Allium karataviense チコリ Cichorium intybus sp. セダム パープルエンペラー Sedum 'Purpule Emperor' フェスツカ アメジスティナ Festuca amethystina サルビア ディスコロール Salvia discolor などなど (撮影20030510) いやはや、あれやこれ忙しく過ごしている間に年を越していました。 旧年中はいろいろな方々に仲良くしていただいたり、 たいへんお世話になったりいたしまして、みなさま本当にありがとうございました。 今年も自分の気持ちに素直に、 自分なりの園芸をしていきたいと思います。 本年もどうぞよろしくお願いいたします ^^ 昨年は、庭を本格的に再開して初めての成果が現れた年。 前年に植え込んだ植物が季節の移り変わりの中でさまざまな美を見せてくれて、 純粋に自分の庭を楽しんだ1年でした。 また、以前からの花友達との再会や新しい園芸仲間との出会い、 雑誌への掲載や、他所の庭の植栽の依頼などなど、 「庭を介して」自分と人、自分と新しい世界がつながった年でもありました。 年初に当たりまして、 今年も引き続き大事にしていきたい信条を掲げさせていただきます。 庭に何を求めるかはもちろん人それぞれですが、 個人的には、庭は庭主が自身の裁量で自由に表現できる場なので、 思い切り自分らしくあるのが吉だと思っています。 庭は、植物や構造物やその他アイテム・場所や環境など、 無数の条件や選択肢の中から、 庭主独自のチョイスの集積により成り立っているわけで、 不可避的に庭主の内面や生き方が色濃く現れる空間だと思うんですね。 なおかつ、庭は生活空間の中ではもっとも 無防備に外部の社会にさらけ出された場でもあります。 と考えると、庭とは、庭主の内面と社会をつなぐメディアともいえるのではないでしょうか? 自分を映す鏡には他人のフリをした自分ではなく、 虚飾じゃない、その時々の自分を映したい。 写真は2003年春の庭。 雑貨や既に市民権を得た植物や流行りや世評に頼らずに、 自分の審美眼で植物を選ぶことにこだわり、 彼らの本来の美しさとチカラを信じて、 植物たちもよく応えてくれたシーズンでした。 この植栽は今見ても私の想いをよく映し出しているし、 その考えは現在の乙庭にも引き継がれていると思います。 自分らしい庭を想い、実現していくことは、 時間も手間もかかるし「何のためにそこまでやるのか」という 根源的な疑念にぶちあたることも多々あるのですが、 庭に映る自分を通して己を知り、そして他者に己を知ってもらう ということってあると思うんですね。 庭主が庭を創造するのと同時に 庭が庭主を世に存在せしめるのかもしれません。 2009年 12月 27日
え~、去る091220に園芸および趣味全般ともだちのsissiさんをお招きして、
乙庭の忘年会をいたしました。 ちょうど期を同じくして、amadanaさんのデスクトッップオーディオ2を購入したし、 移動の社内も同期させたiPhoneで音楽を聴けるので、 忘年会用をプレイリストを作成してみました。 これまでのsissiさんとの会話で意外な共通事項だった坂本龍一さんをキーに、 氏自身による楽曲と、彼が影響を受けたバッハやドビュッシーや現代音楽などなど。 以下、プレイリストの一部をご紹介♪ ピアノアレンジによる自作のアンソロジー。 氏の1990年代中盤以降の室内楽的なアプローチのアルバム群は とても好きで、普段からよく聴いています。 個人的には先日ちらっとご紹介した「1996」がベストと評価していますが、 今回は今年よく聴いた作品ということで「/05」を。 YMO時代の楽曲「happyend」「Thousand knives」の編曲が秀逸! その他映画「The last emperor」「The sheltering sky」のテーマなど オリジナルから好きだった作品も多く収録されていて、ほんと私的にはリラックスして聴ける一枚です。 ただ、氏のアバンギャルドさを求めるならば、 このアルバムはリスナーに優しすぎる感はありますかね~。 つづきまして、sissiさんがやっていらっしゃるバレエも意識して選んだ一枚。 モントリオールのダンスカンパニー「lalala human steps」による演目、 「amajad」のための音楽。 チャイコフスキーによる「白鳥の湖」、「眠りの森の美女」をモチーフに、 現代の作曲家 ギャヴィン・ブライアーズ、 デヴィッド・ラング が音楽をつけています。 チャイコフスキーの元曲が大変なじみ深いものなので、 「現代音楽」ということばからイメージする難解さは少なく、 かつクラシックとはまた違った解釈によるクールな響きとなっています。 個人的はかなりお気に入りでここ最近よく聴いているアルバムのひとつです。 つづきまして、いわずとしれた名盤かと思いますが、 アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリによる珠玉のドビュッシー「映像」。 本当に研ぎ澄まされた音色、楽譜を分析しきって完璧に再現したような、 恣意性と対極にある超クールな演奏ですね。 これ以上なにも望みません ^^; 徹底して楽譜を再現することで、ドビュッシーが本来表現したかった「映像」が より明確に聴き手の心に像を結ぶような、そんな演奏だと思います。 以前、sissiさんとのお話の中で、ピアニスト マウリツィオ・ポリーニの話題が出ました。 園芸以外でこんなところで話が合うとは、結構、意外な共通点だったんですね。 そのポリーニが今年、バッハの平均律 第1巻のアルバムをリリースしたので、 グレン・グールド盤との聴き比べを。 グレン・グールドによる平均律クラヴィーア曲集 第1巻は音楽史に残る名盤でしょう。 私も20年以上聴き続けている愛聴盤です。 グールド盤とポリーニ盤、比較してみると、ここまで演奏家によって違うのかというくらい 各曲の速度設定や表現も大きく異なり、 どちらも演奏家の個性・思想の際立った素晴らしい録音だと思いました。 グールド盤は徹底して音のツブを明確に切った演奏。 大変ドライですが、ポリシーが貫かれていて理知的でクールです。 残響を意図的に排除することで、 当時の楽器の響きを再現しようとしているかのようにも思えます。 一方、ポリーニはピアノの「響き」を存分に活かした、 「現代のピアノによる現代のバッハ演奏」という感じ。 音色も技術も大変研ぎ澄まされていて申し分ないですし、 且つかつての完全無欠のポリーニより「ヒューマンな温かみ」がありますね。 そういう意味では バッハの演奏に関していうと現在のポリーニの方が好適なようにも思いました。 とはいえやはりのスーパーテクニシャン、 疾風のようなスピードで弾かれる2番ハ短調前奏曲や 10番ホ短調前奏曲の後半など、ゾクッとするような演奏技術で圧倒されます。 ポリーニの平均律はグールドと比するとロマンティシズムを感じる演奏ですが、 恣意には流されず抑制も効いていますし、技術的にも素晴らしく、 知性と人間性の深みも感じられて、 グールドとは別の意味でたいへん美しく素晴らしいアルバムだと思います。 録音の加減なのかな、個人的にはピアノが響きすぎてるかな~、 という感もありましたが、この響きがこの演奏に神々しさを加えているようにも思うので、 その辺は好みの問題でしょうか ^^ 最後に、amadanaのデスクトップオーディオで聴いてとてもいい音鳴りをした、 ミッシャ・マイスキーによるバッハの無伴奏チェロ組曲。 こちらも私ごときがあーだこうだいうまでもなく、よく知られた名盤ですよね。 ^^; マイスキーの無伴奏は本当に歌心満載の、包容力ある演奏です。 バッハ演奏の時流としては原典に忠実な古学的再現がinだと思うのですが、 そういう演奏を聴く機会が多い分、 却って歌心のある奔放な演奏に癒される今日このごろです。 ぜひ、amadanaのオーディオでsissiさんにお聴かせしたくてプレイリストに加えた一枚です。 というわけで、 クラシック音楽など批評できるような分際ではないのですが、 ちょいと思いのたけを書かせていただきました。 ^^; (乙庭忘年会本編に続く ^^;)
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